認知科学から考える感性インタラクションデザイン

本書のトピックは,人間と人工物とがインタラクトする際の、感性の働きである。 そして、 感性を認知科学の視点から人間の知覚・認知・運動 のプロセスと、記憶のプロセスの中に位置づけ, 人工物を利用するユーザの感性, 人工物を創造するデザイナーの感性, 両者の感性の働きの影響を受けて生じるインタラクトを理解していく。 デザイナーの感性、ユーザの感性が,これまでどのように扱われてきたのかを概観し、本書で説明する認知科学の視点から捉える感性を適切に理 解するための土台を作れるようにする。